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ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

「念願のガレージハウスを建てた」「海が見える丘の上の家を買った」「学生の頃から憧れていたあの外車を購入」――。ローンを活用することで、長年の夢だったマイホームや車などを手に入れた人にインタビュー。こだわって良かったポイントや妥協したポイント、業者との付き合い方やローンの選び方など、購入後に後悔しないためのコツに迫ります。

第16回 住宅ローンで叶った私の「つなぐ_イエ」。帰宅が早くなりました。 (2014年06月17日)

オーナーさんデータ
千葉県 五十嵐さん(仮名)ご一家
家族構成:
夫・雅也さん(27歳・会社員)、妻・凜々子さん(27歳・会社員)
世帯年収:
600~700万円
購入した住居:
大里綜合管理株式会社「つなぐ_イエ」。
延床面積と間取り:
106.10 m2、3LDK
購入価格:
2,400万円
自己資金:
0円
住宅ローン:
京葉銀行「住宅ローン」
金利タイプ:
変動金利
金利:
0.975%(2014年4月実行)
ローン借入金額:
2,400万円
借入期間:
35年
毎月の返済金額:
約7万円

家を建てようと思ったきっかけは結婚を意識したこと。実は新居への入居日に入籍しました。
五十嵐
もともと建築に興味があり、いつか家を建ててみたいと思っていましたが、彼女ができて結婚を意識したことで、その思いは一挙に高まりました。「一緒に家を建てよう」とプロポーズをして、結婚を待たずして着工しました(笑)。入籍は、思い出深い新居への引っ越しの日。結婚披露宴はこれからです。
購入したのは千葉県の大里綜合管理株式会社がはじめた分譲住宅「つなぐ_イエ」。同じ区画内の家同士が一体化していることが特色です。
五十嵐
「つなぐ_イエ」を選んだのは、住民が協力しあって住みやすい地域をつくることを目指しているから。もちろんそのための様々な決まりもあります。例えば、どの家も隣の家との間に塀や柵は造りません。境界を無くすことで分譲地全体が一体化し、お互いの行き来が増え、震災などいざという時にお互いが助け合う関係を築けることが期待されています。
基本的には自由設計。家の間取りやコンセプトカラーは、周辺環境の歴史や文化をよく知った人が担当します。ですから、地域とのバランスに配慮した分譲地ができあがります。将来、子育てするにもいい環境だなと思って第一次募集で応募しました。
「つなぐ_イエ」のもうひとつの特色は「ゼロ・エネルギー」を目指すこと。環境への負荷を減らす家づくりの工夫が求められます。
五十嵐
まず、契約電力を20アンペアにしました。この家の規模なら通常は40か50アンペアが普通だと思いますが、エアコンを設置しない選択をすることで半分の電力での暮らしを実現しました。
とはいっても、酷暑や極寒に耐えているわけではありません(笑)。冷房無しでも涼しく過ごすために、昔の日本家屋のように家中を風が通り抜けるような設計にしていただきました。一方、千葉県は全国3位の天然ガスの生産地という特色を生かして、冬はガスストーブを利用しています。地場のエネルギーを利用することで、輸送に使うエネルギーを節約できるというわけです。加えて、ものすごく寒い時に閉じこもるための狭い部屋も造りました。

ガスストーブの活用と風遠しの良さでエアコン無しの生活を実現。電力使用量を削減できた

屋根を広くして大型の太陽光発電の設備をつけることで、電力の全量買い取り制度の適用対象になりました。発電した電力は全量売ってしまうので、家では使えません。実は、それほど期待していなかったのですが、4月分としていきなり5万円が振り込まれて、正直驚いています。ローンの返済額は月に7万円。そのうち5万円を太陽光発電で賄えたので、実質的な返済額は月額2万円。天候にもよるのでしょうが、太陽光発電はローン返済の強い味方になりました。

大きな屋根に取り付けられたソーラーパネル

目指すは居心地が良くくつろげる場空間にすること。一番のお気に入りは階段です。
五十嵐
家造りで僕が1番こだわったのは階段です。階段の段差を通常の戸建て住宅の階段の倍くらい緩やかにして、片側の壁面を本棚にしました。ヒントは、安藤忠雄氏が設計した福島県いわき市の絵本美術館。子供たちが階段に座って楽しげに絵本を読んでいる写真を見て以来、いつか自分の家にも、そんなスペースが欲しいと思っていました。理想通りにできたと満足しています。

緩やかな勾配の階段横に設けた書棚。階段に座って本を読める

家を建てたことで、早く帰るようになりました。
五十嵐
僕も妻もわりと仕事人間で、以前は21時、22時まで仕事をしているのは当たり前。24時過ぎの帰宅もざらでした。でも、家を建ててからなんだか早く帰りたくなる。窓の外を眺めながら「ジャズが合う」とか、そういう他愛もないことを話しているひと時が楽しい。二人とも深夜まで働くことはほとんど無くなりました。家というか家庭というか、仕事と同じくらい大事なものができたことを実感しています。
ローンの借入金額は2,400万円。京葉銀行の「住宅ローン(変動金利型)」を選びました。
五十嵐
家を建てるのはまだ先のことだと思っていたので頭金を貯める時間がありませんでした。ですから全額を住宅ローンで購入しました。借入金額は2,400万円です。返済期間は35年。金利は変動金利型で年0.975%、月々の返済額は7万円くらいです。京葉銀行の住宅ローンに決めたのは、保証料が無料だったから。初期費用を数十万円単位で節約できるので、迷いはありませんでした。
最後に、これから家を建てる人へのメッセージをお聞きしました。
五十嵐
せっかく家を建てるなら、家づくりのプロセスを楽しむべきだと思います。限られたメニューの中から選ぶより、自分で探して選ぶ方がはるかに愛着も湧きます。僕の場合は、部材を調べるうちに土台はヒノキで、柱はヒバ…とだんだんこだわりが強まっていきました。もうひとつはオール電化のようなひとつのエネルギーに頼るリスクは避けた方がいいということですね。家の設計に携わり、色々なエネルギーを検討したので、コスト面も含め、そういう思いが強まりました。

ライターからのコメント。

五十嵐さん御夫婦は、まだ所得も貯蓄も少ない20代でありながら早く帰りたくなる素敵な家を手に入れ、充実した毎日を送っています。ほんの少し郊外に行けば、若くてもこのような生活が可能になります。住宅ローンの返済額も月10万円以下に抑えられるなら、それほど負担ではないでしょう。住宅購入を考えている方は、一度、郊外の戸建も検討したいものですね。

協力/大里綜合管理株式会社(http://www.ohsato.co.jp/kenchiku/ )、企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン

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