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ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

「念願のガレージハウスを建てた」「海が見える丘の上の家を買った」「学生の頃から憧れていたあの外車を購入」――。ローンを活用することで、長年の夢だったマイホームや車などを手に入れた人にインタビュー。こだわって良かったポイントや妥協したポイント、業者との付き合い方やローンの選び方など、購入後に後悔しないためのコツに迫ります。

第19回 ビジネスローンで叶った私の収益物件。娘との時間を楽しんでいます (2014年09月09日)

香川さんは「愛娘との生活を大切にしたい」と4年前に資金を借りて、不動産投資に挑戦しました。今や家賃収入だけで食べていけるようになり、子どもと遊ぶ時間を十分にとれています。

オーナーさんデータ
埼玉県 香川さん(仮名)ご一家
家族構成:
夫・治明さん(44歳・自営業)、妻・恵子さん(38歳・会社員)、子2人
世帯年収:
400万円
購入した物件:
茨城県・石岡市のアパート1棟(ワンルーム・4室、2DK・2室、3K・8室)
購入価格:
3,650万円(物件価格)+350万円(リフォーム代)
自己資金:
0万円
利用ローン:
日本政策金融公庫「新事業活動促進資金」
金利タイプ:
固定金利型
金利:
2.6%(2010年11月実行)
ローン借入額:
4,000万円
借入期間:
15年
毎月の返済額:
約28万円

香川さんが不動産投資を始めようと考えたのは5年前。理由は仕事が忙しすぎて愛娘との時間が持てないことでした。
香川
子供ができるまでは、特別に子供が好きというわけではありませんでしたが、2007年に長女が生まれてから、自分でも驚くほど子煩悩になってしまいました。駄々をこねられても、オムツ替えもまったく苦にならない。1日中延々と遊んでいられるのです。
ところが、経営していたDPEショップの売上が右肩下がりになっていたため一人で切り盛りしていたのですが、さすがに忙しく繁忙期の12月は家に帰れない日も度々。娘と遊ぶ時間が取れなくなってしまいました。
そんな時、家に帰ったら「娘の水ぼうそうが治った」と聞かされたのです。実はかかったことすら知らず、これはさすがにイカンだろうと思いました。娘と遊べる時間なんてせいぜい10年間。仕事優先でこの時期を逃したら後悔してもしきれません。
時間とお金の両方を手に入れるためにはどうしたら良いか。そう考えて行き着いたのが、不動産投資でした。
物件を探し始めて1年後、香川さんは茨城県石岡市の築24年のアパートに出会いました(※冒頭の画像)。
香川
お金がないので無料セミナーへ行っては二次会まで参加し、そこで先輩大家さんの話を聞いて知識を身につけていきました。「焦って欲しくなるけど、利回りの良い物件はたくさんあるから、ゆっくり探したほうがいいよ」というアドバイスを守り、探すこと1年。石岡市の物件に辿り着きました。
決め手は表面利回り18~19%という高さと、満室にできそうなポテンシャル。当時は半分しか入居していませんでしたが、前の大家さんの管理が雑であり、きれいにリフォームすれば満室にできる、と判断しました。石岡は最寄り駅に特急が止まり、町もそこそこ栄えていたので人は多かった。また工場や大学に依存していないこともポイントでした。それらが撤退したら終わりですからね。

石岡市のアパート。2DKや3Kの部屋がメインで、ファミリー層向け。「一度入居すると長く住んでくれる」

問題は資金面。自営業だったため、銀行や信用金庫ではローンの審査が通りませんでした。そこで利用したのが、日本政策金融公庫の「新事業活動促進資金」です。
香川
本来は、第二創業などの事業拡大のための資金を融資する制度ですが、不動産投資も第二創業と認められ、お金を借りられることが分かったのです。金利は私の条件だと年2.5%と住宅ローン並みです。ネックだったのは、返済期間が15年以内と決められていて、月々の返済額が高額になることでしたが、この物件なら十分に返済できると見込んで借り入れました。
結果は大成功。部屋をきれいにリフォームすると、借り手が次々と現れ満室になりました。さらに収入を増やそうと、山口県山口市にも築25年のアパートを購入しました。
香川
山口の物件は3DKが6部屋あって1,600万円。決められた上限枠まで借りられるのでこちらの資金も、引き続き日本政策金融公庫の「新事業活動促進資金」で調達しました。お金を節約するために、山口の物件は自分でリフォームできるところは自分でしました。教材ビデオを見ながら見よう見まねでクロスの張替えなどをしましたが、意外と自分でできるものですね。

山口市のアパート。築25年だが、状態は良好

山口のアパートの室内。クロスの張替えなどは自らおこない、コストを削減

山口のアパートも見事に満室となり、家賃収入は年1,000万円を突破。DPEショップをたたみ、今では大家業一本になりました。香川さんは、時間の余裕とお金の両方を手にしました。
香川
私が主夫を務めるようになりそれなりに忙しいですが、追われない心を手に入れることができ、毎日娘ともたっぷり接することができるようになりました。店をたたんだことも一切後悔はありません。それどころか、続けていたら遅かれ早かれ赤字になり、泥沼状態になっていたので、そういう意味でもタイミングが良かったと思います。

愛娘とのかけがえのない時間を、ゆったり楽しんでいる

最後に、収益物件の購入を検討している人へのメッセージをお聞きしました。
香川
人生は仕事だけじゃない。大切なものは他にもたくさんあります。それを得るために、不動産投資を検討しているなら、すぐに動いたほうが良いでしょう。焦って買わない方が良いと思いますが、長期間かけてたくさんの物件を見ないと良い物件は見つかりません。

ライターからのコメント。

日本政策金融公庫の融資制度は、審査条件が銀行などより比較的緩く、金利も低めですが、返済期間が短いなどのデメリットもあります。場合によっては、ノンバンクなどで借りた方が適していることもあります。さまざまな選択肢を検討して総合的に判断しましょう。

企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン

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