ローン選びをシフトする

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ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

「念願のガレージハウスを建てた」「海が見える丘の上の家を買った」「学生の頃から憧れていたあの外車を購入」――。ローンを活用することで、長年の夢だったマイホームや車などを手に入れた人にインタビュー。こだわって良かったポイントや妥協したポイント、業者との付き合い方やローンの選び方など、購入後に後悔しないためのコツに迫ります。

第61回 住宅ローンで叶ったヴィンテージな住まい。リノベーションで実現。 (2018年03月13日)

兵庫県にお住まいのやっさん(ハンドルネーム)は、「古い家のような風合いの家に住みたい」と、あえて中古の家を住宅ローンで購入し、リノベーションしました。間取りやインテリアなど理想の雰囲気を叶えられ、心地よい生活を送っているそうです。

オーナーさんデータ
兵庫県在住 やっさんご一家
家族構成:
夫(33歳・会社員)、妻・やっさん(33歳・会社員)、子1人
購入時の世帯年収:
700~800万円
延床面積:
96.88m2(2階建て・3LDK)
購入価格:
2,750万円(物件価格1,450万円+リノベーション費用1,300万円)
自己資金:
300万円
利用ローン:
みずほ銀行「住宅ローン」
金利タイプ:
変動型
金利:
0.55%(2014年11月実行)
ローン借入金額:
2,450万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
7万円

結婚後、家が欲しいと考え始めたやっさんご夫婦。理想の形を追い求めた結果、中古の一戸建てをリノベーションすることに行き着いたそうです。
やっさん
当初は新築を建てようと住宅展示場を回っていたのですが、ピカピカの床や壁に囲まれた現代的な家にどことなく違和感を覚えていました。
そんな中、テレビで見たのをきっかけに知ったのが、リノベーションです。「古きを生かして生まれ変わらせる」という考えに共感し、インターネットでリノベーションについて調べるようになりました。ヴィンテージ風の無垢材を使った床や、元の家の築材を生かした素敵なお家の写真を見ているうちに、どんどんリノベーションへの熱意が高まっていきました。
自分たちが年齢を重ねていくにつれて、家も年輪を刻んでいってくれるような、時間の経過を楽しめる家。そんな家に住みたい、と言うと、主人も快諾してくれました。希望の条件に合う物件を、1年以上かけて探し出しました。
購入した物件は、築28年の2階建ての家。間取りから自分好みに変えていきました。
やっさん
間取りは耐震性の関係で変えられない部分もありましたが、制約がある中でいかに過ごしやすく出来るか、かなり時間をかけて考えました。
もともと1階は小さめのLDKと二つの洋室、洗面所、バス、トイレという間取りなのですが、長い時間を過ごすLDKを快適にするために、LDKと洋室をつなげて拡張することにしました。さらに、帰宅後すぐに着替えてリビングに行けるよう、玄関の横の洋室をクローゼットに改造し、玄関→シューズインクローゼット→ウォークインクローゼット→リビングという動線をつくりだしました。
リノベーション前の1階リビング。昭和の雰囲気が漂う

リノベーション前の1階リビング。昭和の雰囲気が漂う

間取りを大幅に変更できるのがリノベーションの醍醐味

間取りを大幅に変更できるのがリノベーションの醍醐味

「時間の経過が楽しめる家」ということで、ヴィンテージ風の無垢材を床や柱などにふんだんに使いました。家具や照明などにも1点1点こだわりましたし、住みやすさも考えて、キッチンの作業台を造作していただいたりしました。
物件購入から4カ月、木の香りに包まれながら、快適に暮らせる住まいが完成しました。
やっさん
家を買おうと決めてから、当時住んでいた賃貸マンションの不満をその都度メモし、リノベーションでその不満を全て解消できるようにしたので、今の家では生活する上での不満がほとんどありません。
リノベーション後のリビング。床材やインテリアに無垢材をふんだんに用いた

リノベーション後のリビング。床材やインテリアに無垢材をふんだんに用いた

I型のアイランドキッチンを採用。キッチンの後ろの作業台と収納を造作することで、使い心地が向上

I型のアイランドキッチンを採用。キッチンの後ろの作業台と収納を造作することで、使い心地が向上

システムキッチンはクリナップのクリンレディ。レンジフードを自動で洗える機能がお気に入り

システムキッチンはクリナップのクリンレディ。レンジフードを自動で洗える機能がお気に入り

リビングにいても周りを見渡せば好きなものであふれている、そんな家に住むことができて、心の底から満足しています。
木材がふんだんに使われているせいか、遊びに来た友達も「落ち着くね~」と言ってとてもくつろいでくれます。
外観は外壁の色とドアを変更。引き戸だったドアを、濃茶のドアとFIX窓(固定され開閉出来ない窓)に変えることで、玄関の印象が一変

外観は外壁の色とドアを変更。引き戸だったドアを、濃茶のドアとFIX窓(固定され開閉出来ない窓)に変えることで、玄関の印象が一変

予算の範囲内に収めるために、お金をかけるところとそうでないところのメリハリをつけました。
やっさん
リビングのある1階は、とことんこだわりましたが、2階は寝るところと割り切って、元の家のまま、まったく手をつけませんでした。2階には子供部屋があるので、子どもが大きくなってこの部屋を使い始めた頃に、2階のみリノベーションすることも考えています。
ローン借入額は2,450万円。みずほ銀行の「住宅ローン」を選びました。
やっさん
住宅購入費用とリノベーション費用の両方を、一つの住宅ローンで借りました。金融機関によっては、リノベーション費用は住宅ローンよりも金利が高いリフォームローンでしか借りられないこともある、とリノベーション会社さんに聞き、両方を借りられる金融機関としてみずほ銀行を紹介してもらいました。
最後に、中古住宅のリノベーションを検討している人へのメッセージを伺いました。
やっさん
「間取りや素材にこだわりたい、でも費用も抑えたい……」という方にはリノベーションをおすすめします。住めば住むほど味が出る、そしてどんどん愛着が湧いてくる。そんな家に住む夢を叶えてくれると思います。間取りから扉の色、取っ手の形まで全て自分たちで決める家づくりはとても楽しいですよ!
リノベーション施工会社と一口にいっても、さまざまな個性を持った会社がたくさんあるので、まずはウェブサイトの事例集を見たり、見学会に足を運んだりすると、自分にぴったりの会社が見つかるはずです。

ライターからのコメント。

中古住宅をリノベーションする時は、住宅購入費用だけでなくリノベーション費用も低金利の住宅ローンで借りるのがベストですが、金融機関によってはリノベーション費用のみリフォームローンを別に借りなければならないこともあります。また、ローンを申し込むときにリノベーション費用が確定していないと、リノベーション費用を住宅ローンで借りられないので気を付けましょう。

今回ご協力いただいたやっさんのブログ「再開:やっさんたっさんのリノベり隊~緑と音楽のあふれる家を目指して~」のURLは、http://yassantassan.blog.fc2.com/
文/杉山直隆、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン

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