神奈川県にお住まいのりょうさんは、住宅ローンを使って、クイーン・アンスタイルの注文住宅を購入。お気に入りのデザインに囲まれた生活のなかで、趣味を満喫しているそうです。
オーナーさんデータ
神奈川県 りょうさんご一家(仮名)
- 家族構成:
- 夫(35歳・会社員)、妻・りょうさん(34歳・主婦)、子2人
- 建設時の世帯年収:
- 700万円
- 購入した住宅:
- クイーン・アンスタイルの注文住宅(3LDK、土地面積124m2、延床面積105m2)
- 購入価格:
- 4,300万円
- 利用ローン:
- 横浜銀行「住宅ローン」
- 金利タイプ:
- 変動金利型
- 金利:
- 0.775%(2013年10月実行)
- ローン借入金額:
- 3,800万円
- 借入期間:
- 35年
- 毎月の返済額:
- 10万円
- りょうさんは、アメリカ輸入家具が似合う家を夢見て、お城のようなクイーン・アンスタイルの住宅を建てたいと考えたそうです。
- りょう
- 結婚した際に、新居のインテリアをお気に入りのアメリカ輸入家具で揃えたのですが、当時住んでいたアパートの部屋に置くと、どうもしっくり来ませんでした。「そもそもアメリカの家とは造りが違うから合わないのだ」と気付き、アメリカンスタイルの住宅を建てたいと夢を描きました。
- 輸入住宅の会社の施工例をたくさん調べていくうちに、外壁のラップサイディング(※長くて幅が細い板を何枚も貼り合わせたもの)が特徴的なアーリーアメリカンスタイルに憧れるように。その中でも、お城のような外観のクイーン・アンスタイルの住宅に強く惹かれました。
- 土地を確保すると、信頼できるハウスメーカーを求めて、たくさんのメーカーを回ったそうです。
- りょう
- クイーン・アンスタイルは、塔や急勾配の屋根がある難しいデザインなので、施工できるハウスメーカーはそんなにありません。施工実績があり、予算内で要望以上の設計をしていただけるハウスメーカーを探し回りました。家のある神奈川から、静岡まで話を聞きに行ったこともあります。妥協しなかったことで、良いメーカーさんに出会えました。
- ハウスメーカーには、クイーン・アンスタイルの住宅を一から設計してもらいました。要望を正確に伝えるために、好みの外観写真やインテリアの写真を徹底的に集めて、イメージを膨らませました。
- りょう
- 好みの写真をたくさん集めていくと、自分が無意識に好きだと思っているものが分かってきます。その写真の中から、さらに自分の家に取り入れたいイメージの写真を選んで、メーカーさんにお見せしていました。
- 好みの写真を集める中で、どうしても付けたい妻飾り(※屋根の三角形の部分に飾る装飾)を見つけてしまい、アメリカのサイトでやっと見つけて輸入していただいたこともあります。
- 自分がどんなテイストが好きなのかを突き詰めることで、家全体に統一感を持たせることができ、どこをとっても理想通りの仕上がりになりました。
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理想に近づいたお城のような外観。屋根の先端部分にある妻飾りはアメリカから輸入
- 家を建ててから、りょうさんは新しい趣味がたくさんできたそうです。
- りょう
- 外観を素敵にしたいと思って始めた薔薇の栽培は、生涯の趣味になりそうです。薔薇が咲く季節が待ち遠しいです。
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念願だった薔薇のアーチ。バラが咲いている時期はアーチをくぐる度に幸せな気持ちに
- 自分のこだわりが詰まったキッチンで、お料理やお菓子を作るのもとても楽しい時間ですね。
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キッチンはパシフィックリムキャビネット社製。ホーローシンクと水栓は、憧れていたアメリカ・コーラー社のもの
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インテリアの本で一目惚れし、同じように作って欲しいとお願いした造作の洗面台でかわいい雰囲気に
- お客様をもてなすことも好きになり、ハロウィーンやクリスマス、誕生日パーティーの際には、家に飾りつけをしておもてなしをしています。薔薇が咲く季節にケーキを作ってお客様をお招きすると、とても喜んでいただけるので、この上なく嬉しいですね。
- 家をより素敵にするために、フラワーアレンジメントを作ったり、裏庭のDIYを始めたりと、どんどん趣味が増えています。
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電気ストーブの暖炉を眺めながらのコーヒータイムは至福の時間。季節によって暖炉の上の飾りを変えて楽しんでいる
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テーブルの上のフラワーアレンジメントは家を建ててからの趣味。奥に見える裏庭は数年かけてDIYをし、明るい空間となった
- 以前は旅行が大好きでしたが、今は家にいる時間が一番好きで、あまり外泊しなくなったほどです。
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トイレには、憧れのペデスタルシンク(足付き洗面台)とイメージ通りの鏡を設置。壁紙はローラアシュレイ
- ローン借入額は3,800万円。横浜銀行の「住宅ローン」を選びました。
- りょう
- 金利の低さを重視していたので、変動金利型に注目していました。金利の変動は心配でしたが、金利が上下しても、すぐに返済額も変動するわけではないとのことでしたので、地元の銀行でなじみのある横浜銀行の「住宅ローン」変動金利型を選びました。
- 結びに、クイーン・アンスタイルの注文住宅の購入を検討している人へのメッセージを伺いました。
- りょう
- 自分たちの要望以上の提案をしてくれる、そして経営基盤がしっかりとしていて信頼のできる会社を見つけて契約することが大切だと思います。私たちは多くのハウスメーカーを回りましたが、そのかいがありました。
- そして、後からの変更や付け加えが難しいところは、妥協せずにこだわることをおすすめします。特に建築の部分で妥協すると、完成後にも後悔が残ると思いますよ。
- 一方で、外構などの後回しにできる部分は、お金に余裕が出てきた頃に着手するなどの工夫をして、コストを抑えても良いと思います。うちは、外構は最低限だけ作ってもらい、お金が貯まった3年後に門などを作りました。
ライターからのコメント。
中世にタイムスリップしたような素敵なお宅ができあがりましたね!
注文住宅の場合、あれもこれも追加したくなりだんだんと金銭感覚が麻痺してきて、予算をオーバーしがちです。そんな時は一部の工事を後回しにすることで、住宅ローンの借入金額を抑えるなど無理のない購入計画を立てられることに気付かされました。りょうさんのように妥協のない理想通りの住宅を手に入れるためには、このような方法も考えてみることをおすすめします。
参考リンク
※今回ご協力いただいたりょうさんのインスタグラムのURLは https://www.instagram.com/kotashouse
文/竹中唯、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン